翻訳実務検定「TQE」とは?資格の基本情報から受験レベルを徹底解説!

読者のみなさん、こんにちは!
꿀뷰팁(クルビューティップ)のライター、ヨンファです。

以前の記事で、韓国語翻訳家になるには「韓国語と+専門的な知識をつけて自分だけの強みを作ろう!」とお伝えいたしました。

 

韓国語翻訳について興味がある方は必見!韓国語翻訳家に関する記事はこちらから▼
【韓国語翻訳家になるには】韓国と日本を繋ぐ架け橋を夢見るあなたへ

 

特に、フリーランスとして活動していこうと考えている人は、韓国語の資格を取れば取るほど、ビジネスの可能性を広げるきっかけになるかもしれません。

また、韓国語翻訳家までは考えていなくても、今の自分が持っている韓国語のレベルを知ることができるので、これからの韓国語の勉強スタイル見直すことができます。

そこで今回の記事は、おすすめの検定試験である翻訳実務検定「TQE」について、私が実際に受験をしてみて感じたことも交えながら、詳しくご紹介していきたいと思います。

翻訳実務検定「TQE」は、韓国語翻訳家を目指している人だけでなく、「韓国語は勉強中だけど、翻訳までは…」という方でもチャレンジする価値は十分にある検定試験です。

この記事で翻訳実務検定「TQE」という検定試験を知り、新しい1歩を踏み出すきっかけになれれば幸いです。

 

▼ヨンファのプロフィールと、韓国語の独学体験記はこちらから▼
【日本人ライター紹介:ヨンファ】独学で体験談を基に韓国語学習の꿀팁をレクチャー!




翻訳実務検定「TQE」とは?詳しく解説!

翻訳実務検定「TQE」とは、限られた期間内に商品としての訳文が作成できる能力を認定する検定試験のこと。

検定試験を実施するサン・フレア アカデミーは、国内最大級の翻訳会社(株)サン・フレアが運営する翻訳学校で、優秀な翻訳者を発掘するために翻訳実務検定「TQE」を実施しています。

翻訳実務検定「TQE」では、スコアを70点以上獲得した受験者は、翻訳実務士®として認定され、翻訳者としてサン・フレアに登録ができるようになります。

これまでに約3000人の受験者が翻訳実務士として活躍しているという実績も。(※「翻訳実務士®」は2019年12月に商標権を取得。)

サン・フレアが提示する翻訳実務士とは「限られた時間内に大量の翻訳を生産できる能力を備え、
かつ優れた商品価値のある翻訳を提供できることが認められた高い技量をそなえた翻訳者」のことを指します。

翻訳実務検定「TQE」は、誰でも受験することができ、何度でも受験することが可能です。

サン・フレア アカデミーの講座受講の有無は問わず受験できる点や、回数や期間に制限がある翻訳トライアルとは違い、翻訳実務士の合格・登録後もチャレンジできる点は、翻訳実務検定「TQE」の魅力。

また、韓国語のみならず英語・フランス語・中国語・ロシア語・スペイン語の受験も可能で、1回で複数科目・複数言語を受験することもできます。(※複数の申し込みでも試験期間は延長されませんのでご注意を!)

少し難易度が高めなので、韓国語初心者の方というよりも、少し上級者向けの検定試験だといえるでしょう。

翻訳実務検定「TQE」を受けるのにおすすめな人!

翻訳実務検定「TQE」は、韓国語翻訳家への資格取得が目的ではなくても、自分の持つ韓国語スキルを測ることによってモチベーションを高めたり、これまでの勉強法の見直しができます。

具体的に例をあげると、

  • 韓国語翻訳家を目指している人
  • 韓国語の翻訳関係の仕事に就きたい人
  • 自分の持つ韓国語レベルを知りたい人
  • 韓国語の資格をできるだけたくさん取得したい人

などがあげられます。

実際に翻訳実務検定「TQE」の認知度は高いとは言えませんが、経験を重視される翻訳業界では有利に立つことも!!

就職などで韓国語翻訳関係の道を目指している方は、翻訳実務検定「TQE」を受験してスコアを履歴書に記載することで、自分の持つ韓国語スキルを提示できます。

また、韓国語を独学で勉強中の方であっても、翻訳実務検定「TQE」を受験することは可能です。

実際に私は独学で受験しましたが、過去問題を事前に購入できるのでしっかりと受験対策を取ることができました!

翻訳実務検定「TQE」の基本情報

翻訳実務検定「TQE」とは、具体的にどんな資格試験なのかを紹介していきます。

受験から成績発表までの流れ

翻訳実務検定「TQE」に申し込みするには、サン・フレア アカデミーのマイページにログインする必要があります。

購入した翻訳実務検定「TQE」の過去問題や、受験期間中の試験問題と答案用紙は、マイページにてダウンロードできます。

受験の申し込みが完了後、試験期間5日間のスケジュールは下記のとおりです。

①問題文・答案ファイルをダウンロード
試験開始後、マイページから問題文と訳文入力用の答案ファイルをダウンロードします。

②訳文作成・答案ファイルをアップロード
辞書や書籍、講座テキスト、ネットを活用して訳文を作成します。試験期間中は何度でもアップロード可能なので、自信作をアップロードしましょう!

③採点・評価
実案件に対応できるかの実力を審査。アップロードした答案は、各言語のネイティブも含めた複数名で評価されます。

④成績発表
成績発表日に「スコア」「講評」「訳例」「ポイントと解説」をマイページからダウンロード。※答案の添削は行われません

⑤翻訳実務士®の翻訳者として認定
獲得スコアが70点以上の受験者は、翻訳実務士®として認定され、翻訳者としてサン・フレアに登録されます。

※2021/5/28時点

試験科目

翻訳実務検定「TQE」の韓国語の出題科目は、ビジネス全般

サン・フレア アカデミーの公式サイトによると「様々な分野における、専門性の比較的低い内容を出題」との記載があります。

試験問題のイメージとしては、法律の一部を切り取ったものや、新聞記事のコラムのような長文問題が出題されます。

不安な方は、試験対策として過去問題を購入することをおすすめします。(ちなみに私は、過去問題をフル活用しましたㅎㅎㅎ)

また、「韓国語から日本語へ」か「日本語から韓国語へ」の翻訳の2種類から選択できるので、翻訳しやすい方を選びましょう!

審査基準

アップロードした答案データは、下記の4つを基準に、採点・評価されます。

  • 原文解釈力
    単語の意味を原文の流れに沿って理解しているか、原文の誤りに気付いているか。
  • 訳文表現力
    訳語の選択が適切であるか、単なる単語の置き換えに過ぎない直訳となっていないか。
  • 専門知識
    専門用語を正しく理解しているか、専門知識の不足を補うための調査を十分に行っているか。
  • スタイル
    訳抜けがないか、用語が統一されているか、段落や文章形態を無視していないか。

※2021/5/28時点

【体験談】翻訳実務検定「TQE」のおすすめポイント

ポイント①:インターネット受験なので、海外からでも受験可能!

翻訳実務検定「TQE」は、インターネットで受験し、答案データをアップロードするだけなので、どこにいても受験可能!

インターネットが整っている環境であれば、在宅はもちろん海外からでも受験できます。

ポイント②:細かいニュアンスまできっちりと採点してくれる!

翻訳実務検定「TQE」は、ネイティブを含む翻訳家のプロ複数人で、答案を採点・評価されます。

獲得スコアと合わせて、細かいニュアンスの違いから誤訳までを記した採点結果をもらえるので、「こんな表現方法があったのか!」と新しい発見や採点結果の中から学ぶこともでき、大変助かりました。

受験をしてただ答案を返してもらっただけなのに、テキストまでついてきたような感覚に駆られますㅎㅎㅎ

また、試験期間が5日間あり、自分のペースかつじっくりしっかりと試験問題に取り組めるので、最高傑作を提出しましょう!

ポイント③:「翻訳実務士®」の認定を受けられる!

翻訳実務検定「TQE」で70点以上のスコアを獲得すると、「翻訳実務士®」という肩書きをもたえるのは嬉しいですよね。

また、翻訳実務士®に認定されると、国内最大級の翻訳会社(株)サン・フレアに登録ができるので、案件を獲得できたりビジネスのチャンスを掴むことができます。

韓国語翻訳家を目指している方は、ぜひ翻訳実務検定「TQE」の受験をおすすめします!

韓国語翻訳家を目指すための第一歩を踏み出してみよう!

韓国語は英語や中国語などに比べて、比較的にマイナーな言語になるので情報収集が難しく、検定試験も多くないのも現状です。

だからこそ、受験できる検定試験はできるだけ多く受験して資格を取り、自分の持つ韓国語スキルに自信をつけてみましょう!

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